出会いはつくれる?今どきの介護職員の婚活事情とは

介護職の保健室

ハート日々、体の不自由な方や高齢者への介助にあたる介護のお仕事。ただでさえ心身ともにハードなお仕事なのに、新型コロナウイルスの影響もあり、この1年の間に、介護・医療の現場はよりいっそう大変な状況になりました。

まだまだ先の見えない毎日、少しでも心を穏やかに保つためには、ともに生きるパートナーの存在はとても大きいものです。そこで今回は、介護職の婚活、結婚事情を探っていきます。

変わりゆく婚活・結婚事情

「恋人がほしい」「結婚したい」と思っても、「出会いがない」「出会いの場に行けない」といった理由で、結婚を見すえたアクションに踏み切れないでいる方も多いようです。しかしここ数年で、出会いの形式はずいぶん変化しました。

1990年代には「合コン」が一世を風靡。2010年代前半には、複数人の方と一度に出会える「婚活パーティ」が流行。その後、専属のカウンセラーがお相手とのやりとりをサポートしてくれる「婚活サービス」を利用する人も増えました。最近では、「恋愛マッチングアプリ」が普及し、リアルからネット上へと出会いの形は変化してきています。

2019年に婚姻された方のうち、婚活サービスを通じて結婚に至った方は、13.0%と2年連続過去最高を更新。特にネット系婚活サービスを通じて結婚した割合が増加しています。また、恋愛・結婚したいと考えている方の4人に1人は婚活サービスの利用経験があるというデータもあり、婚活サービスは出会いの選択肢として定着していると言えます。

また、新型コロナウイルスの感染が拡大してきた2020年3~5月、婚活サービス利用経験のある独身者において、「恋人がほしいという意向が高まった」という人は37.5%、「いずれは結婚したい意向が高まった」という人は41.6%にのぼっています。

出会い方とともに、価値観にも変化が

昨今のコロナ禍で、恋愛・結婚意思が高まったという方が約4割におよぶという結果になったのは、「人と過ごすありがたみを実感した」「家にいる時間が増え、将来を考えるきっかけになった」という方が増えたということではないでしょうか。

それにともない、相手に求める上位7項目は「安定した収入」「安定した職業」「長時間一緒に過ごすことが苦にならない」「相手の健康面」「自分との価値観が合う」「個人の時間を尊重してくれる」「二人の時間を大切にしてくれる」となっています。以前は「三高」(高収入・高学歴・高身長)などとされていた相手に求める条件もかわり、学歴や収入より、世の中の役に立ち、地道に生活にかかわる仕事や、自分の性格や価値観との相性を優先する傾向がうかがえます。

昨今の介護職員の婚活・結婚について

マッチングサイト
いままでの介護職員の結婚・婚活事情は、「職場以外で異性と出会うきっかけがない」「出会いの場に行けない」など、とにかく「出会いがない」という声がよく聞かれました。介護職員は基本的に仕事が忙しく、休みも不規則なため、婚活の機会を見つけられず、結婚を身近に考えられないケースも多いようです。そんな介護職員にも、出会いのきっかけが気軽に得られるネット婚活や、恋愛マッチングアプリといった「オンライン婚活」はマッチしています。

「オンライン婚活」とは、従来のように書類でプロフィールを確認しあったのち、お見合いする対面式ではなく、ZOOMやSkypeといったWeb会議システムで行われる婚活のこと。インターネット環境さえあればどこからでも参加できるので移動時間が発生せず、時間短縮になります。画面を通して相手と会話をすることができ、リアルタイムで双方向のやりとりができるのが魅力です。登録される方が増えているのは、仕事や趣味と両立させながらマイペースに婚活できることが大きな理由となっています。

介護職員のパートナー選び。ポイントは?

ポイントを教える女性
介護職員同士あるいは、介護職の方が異業種の方と交際・結婚した場合、それぞれのメリットや、パートナーを選ぶときのポイントを探っていきます。

1.介護職員同士の場合

介護職員同士の場合、お互いの仕事内容がわかっているためメリットがたくさんあります。

  • お互いの仕事について知っており、相手の状況が理解できる。
  • 不規則な勤務でも違和感がない。
  • シフト調整で、休みを合わせられる。
  • 両親に介護が必要になったときも安心。
  • 男性ならイクメンになりやすいという傾向も。

また、介護の仕事は一定の需要があるのが大きなメリットです。今後、高齢化社会がすすみ、介護を必要とする人の数は増えていきますから、長く働き続けることができる職種であるという安心感があります。

2.異業種の方との場合

たとえお相手が、福祉・医療系の仕事について熟知していなくても、理解しようとする姿勢が見えれば大丈夫。職業よりも、「結婚後も自分の仕事を理解してくれるか、応援してくれるか」を基準にお相手を選ぶとよいでしょう。相手の職業については、結婚後の具体的な生活をイメージして選ぶのも一つの選択肢です。

介護職は医療現場と同じく、人の命を預かる仕事。それでいて、人手が不足している現場も多いため、子どもの急な体調不良など緊急事態でも、休みたいという旨を伝えにくい職種でもあります。勤務中に急な対応が発生し、予定通りに業務が終わらないという場合もあるかもしれません。そんなとき、パートナーが在宅ワーク可能な職種や、フレキシブルに対応できる職種であれば心強いですね。

パートナーとの出会いが、前向きに生きる力に

パートナーと楽しい時間を過ごしている様子
長引くコロナ禍で、人々の考え方や生活様式は大きく変わってきました。自宅でいる時間が多くなったことで、将来をじっくり考える機会となった方もいらっしゃるでしょう。これまでより、人と人とのつながりを尊く感じ、大切な人と寄り添って生きていきたいという気持ちが高まるのは自然なことです。先行き不透明な日々でも、信頼できるパートナーと互いの想いを分かち合うことができるなら、気持ちも安定し、前向きに生きる力になるはずです。

対面で人と会う機会は減りましたが、さいわい、IT技術が発展したおかげで、自宅に居ながら出会いのきっかけをつかむことができるようになりました。出会い方にかかわらず、一期一会の出会いを大切にしていれば、きっと未来につながります。福祉・医療に携わる方のなかに『寄り添えるパートナーが欲しい』と考えていらっしゃる方がいれば、業界のお仕事事情を熟知しているツクイスタッフにご相談ください。自分らしく新しい出会いを見つけてみませんか。

福祉・医療従事者限定スマート婚活支援サービス「E marry labo(いーまりらぼ)
いーまりらぼ

参考:「婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)

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