介護職は主婦にオススメ!未経験から国家資格も取得可能

LIFE

キッチンに立つ笑顔の主婦イメージ

「働きたいけれど、資格も経験もないし・・・」そう思って尻込みしている主婦の方に、ぜひおすすめしたいお仕事――それが「介護職」です。なぜなら、介護で求められるスキルは主婦が日々こなしているものも多く、それらを仕事に活かすことができるから。

加えて介護職は無資格・未経験からでも多く募集がありますし、国家資格を取得する道も広く開けています。せっかく働くのなら自分自身の成長になり、将来的な安定も手に入れられると、なおうれしいですよね。

「子育てが一段落したら、手に職を付けて働いてみたい」「自分でも安定した収入を得られるようになりたい」「何か世の中のためになることをしたい」・・・そんな思いをお持ちの主婦の方はぜひご一読ください!

主婦に介護職が向く理由

子どもと一緒に洗濯物をたたむようす

専業主婦として家庭に入っている方は、家族のために食事をつくり、掃除や洗濯などの家事をしています。子供が熱を出せば病院へ連れて行って看病したり、PTAや町内会といった集まりにも出席し、立場の違う人達とコミュニケーションをとる機会も多くあります。

そんななかで知らず知らずのうちに培われている能力が、「観察スキル」「コミュニケーションスキル」「マルチタスクスキル」です。家族の顔色が悪い、なんだか元気がない、そんなちょっとした変化にもすぐ気がつく観察力。さまざまな立場の人と協力し合い、意見を聞きながらものごとを進めていけるコミュニケーション力。料理をしながら子供の宿題を見たり、複数の子供の習い事のスケジュール管理を同時並行で行うマルチタスクスキル。専業主婦の方ならどれも当たり前のようにこなしているのではないでしょうか。

それだけではなく、日々の家事のなかで栄養のことや健康のこと、生活に関する基本的な知識はどんどん蓄積されていきます。そうした知識はすべて、介護職という仕事で大いに役に立つのです。

もちろん、ベテラン主婦だからといっていきなり介護現場で活躍できるわけではありません。介護や高齢者に関する専門的な知識は、イチから学ぶ必要があります。それでもまったく家事や育児経験のない新社会人の方よりは、蓄積された知識とスキルがある分、大きなアドバンテージになるといえるでしょう。

未経験からでも国家資格が取得できるコースとは

介護福祉士登録証

国が認定する国家資格はなんと言っても信頼性が高く、持っていれば人生安泰というイメージがあります。しかしそれらのほとんどは学費をかけて長年学校に通い、難関試験に合格しなければ取得できないものばかり。ところが介護の国家資格である「介護福祉士」は、資格や経験のない専業主婦の方でも、コツコツと努力を続ければ取得できるコースが用意されています。

主婦の方々におすすめなのは、3年以上の実務経験を積んで試験に臨む「実務経験ルート」。パートやアルバイトでも介護施設で3年以上働いた経験があり、かつ「介護福祉士介護実務者研修」を修了すると、介護福祉士の資格試験を受験することができます。

無資格の方が実務者研修を受講した場合、スクールによって差がありますが費用はおよそ10~15万円ほど。修了にかかる期間は450時間、6ヵ月が標準です。通信講座を選択すれば、実技を学ぶ演習カリキュラム以外はスクールに通う必要がなく、自宅で学ぶことができるので、家庭を持つ方にも便利なのではないでしょうか。

介護施設には働くスタッフが資格を取りやすいよう、支援制度を備えている職場も多くあります。はじめはそういったところを選んでパートやアルバイトで3年間経験を積み、支援を受けながら研修を修了して試験を受験するのがおすすめです。職場が応援してくれるので、スムーズに資格を取得することができるでしょう。

介護福祉士の資格を持っていると、無資格と比べて月収が月5万円ほどアップ(月給・常勤の場合)します。介護福祉士を求める求人もたくさんあり、仕事選びの幅もグンと広がります。介護の仕事に携わる以上は、ぜひがんばって資格取得を目指したいところです。

※令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要(21P)(厚生労働省ホームページ)より

自分に合った仕事の探し方

「介護職に興味はあるけれど、実際どんな仕事があるの?」「私に向いている職場ってあるの?」そんな疑問を持っている人も多いかもしれません。

介護職には大きく分けて2つの働き方があります。ひとつは介護施設で働く介護職員、もうひとつは利用者様の自宅でサービスを提供する訪問介護員(ホームヘルパー)です。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の性格ややりたいことと照らし合わせてみてください。

【介護施設の職員】
メリット:職場に上司や先輩がいるので、分からないことがすぐに聞ける。
デメリット:多くの介護職スタッフや異職種のスタッフと関わり合うので、人間関係が複雑になりやすい。

【訪問介護員(ホームヘルパー)】
メリット:基本は一人で利用者様の居宅を訪問するので、自分のペースで仕事がしやすい。
デメリット:移動が多い。一人で行動することが多いため、孤独になりやすい。

介護施設にはいろいろな種類があり、医療的な色合いが濃かったり、レクリエーションに重点を置いていたりと、それぞれ特徴があります。自分に合った職場を見つけることが成功への分かれ道です。

こちらのコラムも参考に≫
「介護の職場探し、あなたにぴったりの施設の見つけかた」

「訪問介護のやりがいって?難しいからこそ喜びも大きい」

とはいえ、やったことのないことを想像で判断するのは難しいもの。そんなときは介護に特化したお仕事紹介サービスなど、プロの力を利用することをおすすめします。かいごGardenでは、介護の仕事に詳しいキャリア・コーディネーターが、一人ひとりのお話をじっくりお伺いするところから始め、理想のイメージや興味のある分野、働ける時間や場所など、希望にあう就業先をご案内しています。

働き始めてからの細かな不満や要望も、キャリア・コーディネーターがきめ細かくフォローしていきますので、「続けられるかどうか心配」という方も安心。一人で悩まず、ぜひ相談してみてくださいね!

かいごGardenの求人情報サイトでは、介護職に特化したお仕事情報をたくさんみることができます。介護のお仕事をお探しの方、お悩みの方はぜひ、“かいごGarden”と検索し求人チェックしてみてくださいね!

≫介護のお仕事を探す

≫無料 かいごGardenに相談・応募

主婦の力が介護業界を救う!?

なんでもこなせるスーパー主婦イメージ

長く人手不足が続く介護業界では、主婦の持つ高い能力に熱い視線が送られています。長年培った家事スキルや人に対するケア能力はもちろん、高いコミュニケーション能力を使った問題解決能力や若い人にはない柔軟な対応力。それらはすべて介護の現場で即戦力になります。

もちろん、家庭と介護職を両立するには多くの壁もありますが、今は主婦層向けに勤務時間を短時間に設定したり、休みを取りやすいよう配慮するなど、働きやすさに気を配る事業所も多くなっています。

これからは、男女、年齢関係なく誰もが自分の持てる能力を発揮していく時代。「何の取り柄もない主婦だから」なんて言っていたら、お子さんやお孫さんに笑われてしまいます。何歳から始めても遅くはありません。ぜひ自分に合った仕事を見つけて、あなたらしく活躍してくださいね!

この記事をシェア

  • Twitter
  • facebook
  • LINE

週間人気ランキング

かいごGarden noteとは?

かいごGarden noteは、介護の求人サービス「かいごGarden」が運営する介護の情報サイトです。
介護のお役立ち情報や、介護の仕事のお悩み情報などを掲載しています。