介護の仕事服、色・デザイン・素材のおすすめは?

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車椅子の方に寄り添う介護職員

介護の仕事服事情は、働く施設によってそれぞれ異なります。上下規定のユニフォームがある施設ばかりではなく、上着だけ、またはエプロンだけ支給されたり、上下とも私服のなかから適したものを選んで着るケースも少なくありません。自分で服を選べるのはうれしいのですが、逆に「これを着ていって大丈夫?」と迷ってしまうことも。

「その色いいわね」と褒められてから利用者様と和やかな会話が始まったり、いざというときにポケットがあって助かったり・・・服の役割は意外と大きいもの。ときには「これを仕事着にしたのは失敗だったかも」なんてことが起こるのも服選びの難しさです。

今回は介護の仕事服におすすめの色やデザイン、素材をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

介護服におすすめの色とは

介護職のユニフォームには、よくピンクや水色などの明るい色が使われていますね。これらが採用されているのは、明るく澄んだ色合いが利用者様から好まれるからです。実際に介護現場で行われた高齢者の印象調査では、ペールトーンほど色味が淡くなく、ビビッドトーンよりはやさしい色味のライトトーンの色が人気でした。なかでも最も評価が高かったのは「ライト・ブルーグリーン」で、2番目が「ライト・ブルー」、3番目が「ライト・レッド」という結果に。

いっぽう紺色、藍色のような暗い色味(ダーク・ブルー、ダル・ブルー)では、明るさや清潔さ、親しみやすさや癒しといった項目が低評価でした。色覚の老化により暗い色は黒と見分けがつきにくくなることも不利な点。汚れが目立たないように暗い色を選ぶという人もいるかもしれませんが、利用者様の印象を考えると避けた方がよさそうです。

また、同じライトトーンの色でも黄色になると、「知的・冷静な印象を受ける」や「責任感がある」といった項目で評価が低く、とくに不安や悩みを抱えている高齢者から人気がなかったため、黄色を選ぶ場合も要注意といえそうです。

この調査結果を見てみると、介護職の服装としておすすめの色は、男女問わず若草色やエメラルドグリーンのような明るい青緑色。また男性なら水色、女性ならピンク色もおすすめの色となっています。色選びで迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
「異なる色の介護服に対する要介護者の印象評価」

素材は速乾・ストレッチ性のものを

介護現場の空調は高齢者に合わせ高めになっていることが多いので、常に動き回っている介護職は汗だく、ということもよくあります。仕事で使う服は、汗をよく吸い、通気性・速乾性のあるもの、そしてストレッチのきいたものを選びましょう。仕事中の快適度が格段に違ってきます。

また、毎日着るものなので、お手入れのしやすさも大切です。洗濯しても乾きやすい、よれにくい、しわにならないといったイージーケア性もしっかりチェックを。しわしわの服や、襟や袖口が伸びてしまったような服だと、だらしない印象になってしまいます。

ポリエステルやナイロンなど化学繊維が混紡されたものは、丈夫で型崩れもしにくく介護服向き。コットン100%のウェアは着たときの肌触りは良いのですが、汗をかくと乾きにくく、張り付いて動きにくくなるなど、快適性が下がりがちです。化学繊維に比べると耐久性が低く型崩れも心配なので、介護の仕事着には向かないと覚えておきましょう。

介護服におすすめのデザインは

水色とピンクのポロシャツを着ている介護職員と車椅子のシニア女性

介護職の服装として、もっとも大切なことは「安全」であること。堅い金具やファスナーが利用者様の体にあたって傷つけるようなことがあってはなりません。よけいな飾りのないシンプルなデザインが大前提となります。

そのうえで、あまりカジュアル感の強い服装は避けるほうがよいでしょう。というのは、デイサービスに来られる利用者様のなかには、「たまのおでかけ」という位置づけで、おしゃれをして来られる方もいます。それをお迎えする立場のスタッフがTシャツやGパンだと、ふさわしくないと感じる利用者様もいるからです。

トップスでは、ポロシャツなどの襟のついたものが安心。エプロンを使用しない場合は、腰など邪魔にならない場所にポケットが付いているものが良いでしょう。暖かい施設内での仕事が多いので、基本は半袖、肌寒いときにはカーディガンを羽織るスタイルが定番です。

ボトムスはストレッチの効いたチノパンがおすすめ。どんなトップスにも合いますし、センタープレスが入っているためキチンと感もあります。金具の干渉を避けるためベルトができないので、ウエストがフィットするサイズを選ぶようにしましょう。ジャージも機能的で良いのですが、部屋着のイメージがあるため施設によってはNGのところも。事前に確認しておくと安心です。

ただし入浴介護のときはどうしても濡れてしまうので、速乾性のTシャツにハーフパンツというスタイルが主流。浴室という特殊な場所での業務になるので、機能性を優先してかまいません。

こちらのコラムも参考に≫「初めての介護職。ネイル、髪型、服装はどうするのが正解?

介護服のNGは?

「NG」「禁止」イメージ

まず、汚れや毛玉、シワなどが目立つ服はNG。胸元が大きく開いていたり、丈が短い、下着が透けて見える、サイズが合っていないなどの服も、だらしなく見えてしまうので除外を。「大切なお客様に会う」という気持ちで清潔感のあるものを選びましょう。

フードのついた服や紐のついた服も、ケアで使用する機器に引っかかったり挟んだりする危険性があるのでNG。そのほか喪服のように見えてしまう服や、銃や骸骨など死や戦争などを連想させるプリントも、見る人を不快にさせることがあるので気をつけましょう。

また、介護服の通販サイトでは、ナースウェアを併売しているところが多くありますが、気に入ったデザインがあったからといって、そのなかから選ばないようにご注意を。介護現場では看護職と介護職が同じ職場で働いています。利用者様に職種を間違えて認識させてしまうような服はNGです。

オシャレな介護服の選び方

コーディネートがオシャレに決まった日は、なんだか気持ちも前向きになる気がしますね。気に入った介護服に身を包めば、もっと仕事が楽しめると思いませんか?たしかに介護服には制約がありますが、そのなかでもちょっと工夫するだけでオシャレ度を上げることができます。

たとえば、同じポロシャツでも襟がボタンダウンになったものや、切り替えにラインが入ったものなどを選んでみると、ワンポイントでぐっと個性的に。介護専用ウェアにとらわれず、テニスやゴルフ、トレッキングウェアなどスポーツのカテゴリーに目を向けてみても、かわいいデザインがたくさんあります。介護専用ウェア以外を流用する場合は、ポケットが物足りないことが多いので、エプロンやウエストポーチと併用するのもおすすめです。

仕事の服だからと白やグレーばかり選ぶのではなく、明るい色味や柄物にも積極的に挑戦を。自分に似合ったものを着ていると、きっと利用者様にも褒めてもらえますよ。

お気に入りの介護服でもっと楽しく!

介護施設で働く女性介護職員

介護の仕事は汗をかき、濡れたり汚れることもしばしば。だからといって「もうどんな服でもいいや」では、ちょっとさみしいですね。利用者様に明るい気分になってもらうためにも、自分自身が気持ちよく仕事に取り組むためにも、お気に入りの介護服を探してみるのも良いかもしれませんね。。

ファストファッションのブランドで安いものを買い、古くなったら買い換えるのも良いのですが、少し値が張るウェアは大切に扱えば長持ちするもの。たとえば洗濯の際はネットを使用したり、干すときは日陰を選んだりすることで、生地の色あせやくたびれがかなり防げます。

気に入った服を着たあなたの笑顔は、きっと輝いているはず。周囲のスタッフや利用者様から、「その服いいね」「似合っているね」と声をかけられれば、仕事のモチベーションもアップします。ぜひ、介護現場での服装にあなたらしいオシャレを取り入れてみてくださいね。

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