介護職がダブルワークを始める前に知っておきたいこと

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「本業」と「副業」の選択イメージ

求人広告で「WワークOK」という表記を見かけたことはありませんか。「Wワーク」は「ダブルワーク」と読み、2つの仕事を掛け持ちすることを指します。介護職として働く人も、同じ介護の分野で仕事を2つ掛け持ちしたり、異業種の仕事と掛け持ちしている人がいます。

ダブルワークには、空いた時間を活かして収入を増やせるメリットがある一方、体への負担や覚えることの多さなどのデメリットも存在します。また職場によっては、ダブルワークを禁止していることもあるので注意が必要です。

今回は、介護職がダブルワークを行うときに気を付けておきたいことや、収入を増やしたいときのダブルワーク以外の選択肢についてもご紹介していきます。今の仕事に加えて新たな仕事を考えている人は、ぜひ目を通してみてくださいね。

ダブルワークのメリットとは

ダブルワークを行うメリットとしてまず挙げられるのは収入面。ほとんどの人が、今より収入を増やすことを目的としてダブルワークをしています。たとえばデイサービスなどで、平日の日中だけ仕事をしている場合は、大型連休のある月などは収入が大きく減少してしまいがち。そんなとき、休日や夜間の仕事も掛け持ちしていれば、そちらを普段より多めにこなすことで収入を安定させることができますね。

そのほかには、「いろいろな施設で働いて経験を積みたい」「いろいろな仕事を体験したい」といった目的を持って働く人もいます。ひとつの施設だけで働いていると人間関係も煮詰まりがちですが、別の職場に異なる人間関係を持っていることで、気分転換になったり新しい友人ができることも期待できます。また施設によってケアの方針ややり方も異なるため、さまざまな方法や考え方に触れられるというメリットもあります。

介護職と相性の良いダブルワークは?

介護職員が配膳するようす

介護職と両立するなら、1週間~2週間ごとに希望を提出する自由シフト制など、時間に融通のきく仕事がおすすめ。また家の近くなど通勤が楽な場所で、1回の勤務時間が3~4時間程度の短時間ワークを選ぶと、体への負担が軽くてすみます。

異業種なら、データ入力や検品・シール貼りなど座ってできる軽作業が良さそうです。簡単な単純作業だと、勤務日が飛び飛びでも作業に慣れやすくおすすめ。逆に覚えることが多い複雑な作業や、重いものを持って運んだり、立ちっぱなしになる仕事などは、体力的にも負担が増えがちなので避けた方がよいでしょう。

介護の仕事が良ければ、正社員が手薄になる早朝だけや夕方だけの時間帯で、お手伝いスタッフの募集が出ていることがあります。ホールの見守りや食器の上げ下げなど、ちょっとした雑務が中心で体への負担も少なめ。お年寄りとの触れ合いが好きという方にはぴったりではないでしょうか。

介護の資格を活かすなら、登録ホームヘルパーの仕事もおすすめです。基本的に、ご利用者様宅を一人で訪問してサービスを提供するかたちなので、週1日、1日1時間から働ける場合もあります。介護資格を持っている方なら、高時給で効率よく収入を得ることができるでしょう。

ダブルワークのデメリットとは

ダブルワークのデメリットは、どうしてもしっかり休める時間が少なくなるため、疲労がたまりがちになることです。家庭を持つ人なら家族とのコミュニケーションが減り、ストレスがたまることもあるでしょう。仕事の合間に資格試験の勉強をしていた人なら、試験勉強に当てていた時間が減るといったデメリットも考えられます。

人が使える時間には限りがあるため、ダブルワークを行うことでどうしてもどこかの時間が削られます。もともとだらだらと過ごしていた時間を有効活用できるのならよいのですが、睡眠時間や家族との時間、勉強時間などを削らなくてはならない場合は、注意が必要。家事や通勤に使っている時間で効率化できる部分がないか見直したり、短時間で目標の収入を得られる高時給案件を探すなど、負担を軽く抑える工夫が必要です。

また年に1度のことですが、税金面で手続きが増えることもデメリットのひとつ。正社員でもパートアルバイトでも2ヵ所以上から給与所得があり、メインではない方の所得が年20万円を越える場合は、確定申告が必要になります。また、20万円以下であっても、住民税の申告はしなくてはなりません。3月という忙しい時期の手続きに、ちょっと気が重いと感じる人も多いのではないでしょうか。

そしてダブルワークでは、スケジュール管理が大変になることも覚悟しておきましょう。希望シフトを提出するときは、もう一つの職場と重なっていないかしっかりチェックを。疲労がたまっていたり忙しいとミスをしがちなので、休日についてもよく確認し、穴をあけてしまうことがないよう注意することが必要です。

ダブルワークを行うときの注意点

正社員として介護施設で働いている場合、施設がダブルワークを禁止している場合があります。くわしくは就業規則を確認してみましょう。法律上はダブルワークを禁止する規定はありませんので、就業規則に記載がない場合はダブルワークをしてOKと解釈できます。

ただ職場に黙ってダブルワークを始めると、収入が増えたことでメインの職場に給与以上の住民税の請求が来ることにより、ダブルワークをしていることが職場に分かることがあります。後からトラブルになるのを避けるには、就業規則を確認して問題なかったとしても、仕事を始める前に職場にダブルワークを始める旨を伝えておくほうが安心です。

また、ダブルワーク先が従業員501人以上の企業で、学生でない人が週20時間以上働き月88,000円以上の給与をもらう場合などでは、社会保険の加入義務が発生します。メインの勤め先だけでなく、ダブルワーク先でも社会保険料を引かれることになるので、従業員人数や労働時間等も確認しておきたいところ。

そして労働基準法では長時間労働を防ぐ観点から、2つの勤め先を合わせて1日8時間、週に40時間以上働くことを原則禁じています。これを超えて働く場合、後から雇用した会社は割増賃金を支払わなくてはなりません。これも後々問題にならないよう、超えそうならば事前に会社側に伝えておくのがおすすめです。

ダブルワーク以外の選択肢

転職アドバイザーが相談を受けるようす

ダブルワークには良い面もありますが、上記のようにデメリットもいくつか存在します。たとえば収入を増やしたいということであれば、ダブルワークではなく別の選択肢を考えてみるのも良いかもしれません。今より給与などの待遇面がよい職場への転職や、資格を取得して資格手当を得る、といった方法が考えられます。

収入を増やしたい方はもちろん、いろいろな施設で働いて経験を積みたい方は、介護に特化した人材派遣サービスを利用するのもおすすめ。介護・医療の分野に幅広いネットワークを持つツクイスタッフでは、「昼間の3時間だけ働きたい」「家の近くで仕事を見つけたい」などなど、あなたのライフスタイルや希望に合わせてお仕事をご案内しています。

介護の仕事に詳しいキャリア・コーディネーターが、就業後もきめ細かくフォローしていきますので、仕事のトラブルや悩みも気軽に相談できます。

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ムリは禁物!余力を残して働こう

ダブルワークには手っ取り早く収入を増やせるメリットがある一方、体への負担やスケジュール管理の難しさ、手続き面などのデメリットもあります。

私たちが働くのは「生きるため」なのですから、働きすぎて自分の人生が損なわれるようでは本末転倒。もちろん、ダブルワークで空いた時間を有効活用すれば収入が増え、社会貢献にもつながります。それはとても良いことなのですが、まったく余裕のない状態にまでスケジュールを詰めてしまうのはご自身にとって危険です。

体調を崩してしまったとき、心や体が疲れてしまったとき・・・そんなときに備えて、スケジュールには少し余白を残しておくのがおすすめ。ほんの少しの余裕が、利用者様への笑顔や仕事の楽しさ、やる気につながっていくはずです。ダブルワークをお考え中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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