介護派遣の「あるある」をチェック!よくあるトラブルはこうして回避

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こめかみに手を当て悩む女性

「初日から一人前の仕事を任される」「正社員との間に壁がある」・・・介護派遣でよく聞く「あるある」。害のない「あるある」であればよいのですが、働きにくくなる「あるある」は避けたいものです。

今回のコラムでは、トラブルにつながる「あるある」を回避する事前準備や、困ったときの対応法をご紹介。これから介護派遣で働くことを考えている方はもちろん、今まさに介護派遣で「あるある」を実感している方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

介護派遣あるある・派遣スタッフ側の意見

○初日から即戦力として働くことを期待される

派遣スタッフを依頼する介護施設側は、介護資格のある経験を積んだ人が派遣されてくるという認識でいるため、派遣スタッフが十分な指導なく現場に出されることは「あるある」です。

しかしいくら介護経験を積んだ人であっても、「同僚スタッフの顔と名前」や「何がどこにあるか」など、働くための基礎知識は必要ですよね。職場について右も左も分からないまま現場に出ると、気持ちのうえで動揺が出やすく、ミスにもつながりかねないので避けたいところです。

《対策》

  • 顔合わせの際、初日にどのような指導・研修が予定されているか確認しておく
  • こちらから指導してほしい内容を伝え、研修時間を確保してもらえるよう依頼する

○職場ごとにルールややり方が異なる

職場が違えば使用している備品や手順などもそれぞれ少しずつ違います。しかし派遣スタッフの場合は、使い方等はいちいち説明しなくても分かっているだろうと思われ、細かい説明を省略されてしまいがち。「多分こうだろうな」「これは確認してからのほうが良いかな」などと、探りながら慣れていくことが多いのも介護派遣の「あるある」です。

しかし迷いながら仕事をするのは負担ですし、自分で判断したことを「自己流で勝手にやった」と思われたり、念のための確認を「こんな初歩的なことを聞くのか」と思われたりしたら心外ですよね。そういったストレスを回避するには、下記のような事前準備が有効です。

《対策》

  • 顔合わせの際に、職場独自のルールややり方がないか、あればその内容について確認しておく
  • 確認したことはメモをとり、忘れないようにしておく
  • 初日に独自ルールの詳しい説明を受けられるよう依頼しておく

○人間関係を構築しにくい

派遣スタッフは短い期間で職場が変わるため、正社員と比べて職場の人間関係が深まりにくい特徴があります。また給与が高めであったり、残業がなかったりなど、ほかのスタッフとは待遇が違うために、話の輪などに入りにくい雰囲気を感じるかもしれません。

しかし下記に挙げた対策を心がけることによって、派遣であっても十分良好な人間関係を築くことができます。気持ちよく仕事に集中するために、ぜひ実践してみてください。

《対策》

  • 職場の人の名前を積極的に覚え、自分から挨拶をする
  • 人の話をよく聞くなど、コミュニケーションを丁寧に行う
  • 言われた仕事をこなすだけではなく、自ら仕事を探すなど積極的に取り組む
  • 給与を聞かれても明かさない

介護派遣あるある・介護施設側の意見

○介護スキルの高い人が来てくれるので助かる

派遣スタッフを受け入れる介護施設からよく聞かれるのが、「優秀な派遣スタッフにとにかく助けられている」という感謝の声。その場で必要なことを判断し、サッと動いてくれる派遣スタッフは、人手不足の現場からするとまるで救世主のような存在です。

○接し方に気を遣う

派遣スタッフに辞められてしまうと困るので、指示の出し方や、注意の仕方などに気を遣う、といった声も聞かれます。だからといって正社員と派遣スタッフとで態度を変えることもよくないので、指示を出す立場のリーダー職や管理職はとくに気を遣うかもしれません。

○残業を頼めない、いざというときに頼れない

派遣スタッフに契約した時間を越えて残業を頼むと、割高な残業代を支払う必要があります。人件費が高くなってしまうため残業を頼みにくいのがつらい、というのは施設側の「あるある」。また突発的に発生した業務は契約外となるため頼むことができないことも、施設側によくあるジレンマのようです。

待遇の違いゆえに壁はできやすい

派遣スタッフの雇い主は働いている介護施設ではなく、登録している派遣会社。雇い主が介護施設である正社員や、パート・アルバイトの人達とは立場や待遇が異なることから、壁ができやすい傾向にあることは覚えておくとよいですね。

人間関係を円滑に保つことが働きやすさのカギとなりますから、派遣だからとコミュニケーションをおろそかにせず、積極的な姿勢で仕事に取り組むなど、上で紹介したことを心がけるとよいでしょう。

よくない「あるある」によってどうしても働きにくさを感じるようであれば、契約が切れるタイミングで、派遣会社に次の職場を探してもらってもOK。職場を変えやすい派遣のメリットを活かしましょう。

もしその職場が気に入っており、「もっと責任ある仕事にもチャレンジしたい」という気持ちがあるなら、派遣からステップアップしてその職場で正社員を目指す道もおすすめ。正社員になるための条件確認や交渉などが必要ですので、まずは登録している派遣会社の担当者に相談してみましょう。

派遣会社を厳選して、悪い「あるある」を回避!

女性スタッフの話を聞く女性担当者

ご紹介した介護派遣の「あるある」にはプラスな面もありますが、気になるのはやはりマイナス面。避けるにはもちろん自分で努力することも大切ですが、それだけでは悪い「あるある」でつまずいてしまうことも・・・。

派遣で快適に働くために欠かせないのは、「信頼できる派遣会社を選ぶこと」です。派遣先との間をうまく取り持ってくれる派遣会社、またフォロー体制が手厚い派遣会社を選ぶことで、派遣スタッフは安心してお仕事に集中することができます。

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