介護職員初任者研修を受けた後、どのような流れで、介護現場に就職するのでしょうか。未経験から介護職員を目指す方なら、誰でも気になる点ですよね。
介護職員初任者研修の資格取得後から就業までの流れをまとめてみました。
修了前から就職情報が飛び交う
スクールの就職相談
介護職員初任者研修の講座を設けているスクールはいくつもありますが、その中には介護系の事業所運営をしている企業もあり、その場合、講座修了前から就職相談に乗ってくれたり、具体的な求人案件も紹介してくれます。
他の法人からのアピール
介護業界は人手不足なので、多数の事業所から、受講生にパンフレットを配りに来るなど、積極的なアピールがあります。そのため、各法人のパンフレットを見比べてホームページを確認するなど、慎重に判断することができます。
クラスメイトの情報
介護職員初任者研修は初めて介護の仕事をする方を対象としていますが、すでに働いているクラスメイトがいる場合も少なくありません。
そのため、生徒同士でも就職先の情報が飛び交います。なるべく自分に合った職場を見極めるためにも、できれば多くのクラスメイトと仲良くなって、情報を交換し合えるとよいですね。
就職した先が万が一合わなかった場合でも、友人との情報交換を通じて、よりよい職場に巡り合える可能性もあります。
クラスメイトは気軽に仕事の相談をし合える友達にもなります。
引く手あまたの介護業界は、研修中から多くの就職のチャンスを得ることができます。だからこそ、自分にぴったりの施設に巡り合えるよう、慎重に就職先を選ぶことが大切です。
どうすれば就職できるの?
基本的には、以下のような流れで進みます。
(1)配布された法人パンフレットやスクールに掲載される就職情報を見て、気になった施設に電話やメールで連絡を取ります。
(2)まずは書類選考のため、履歴書や職務経歴書を郵送、またはメール添付などの手段で送ります。
(3)書類選考をクリアしたら、面接のため日時を打ち合わせて、施設と求職者がともに提示された条件に納得できれば、就業開始の日程を決めます。
以上がだいたいの流れですが、履歴書は面接に直接持参するなど、流れは各法人によって異なりますのでご確認ください。
就職活動は研修中にスタートしても構いませんし、研修が終わってからでも遅くはありません。
介護職の求人は多いので、焦って就職先を決める必要はありませんが、研修修了から時間がたてばたつほど、覚えた知識やスキルを忘れてしまうので、期限を決めて就職をするといいでしょう。
失敗しない就職のために
いろいろな職場を経験するのも、人生経験としては得難い財産になります。しかし、できれば最初は自分にぴったりの就職先をみつけたいですね。
就職活動の際は「自分にとって譲れない条件」「できればそうしたい条件」を明確にし、ノート等にまとめてから就職先を探すのがおススメです。
たとえば、
「介護職が初めてなので教育体制がしっかりしている職場」
「通勤は自宅から30分以内」
「子育てをしながら続けられる、子供を持つ母親に理解のある職場」
「仕事内容がしっかり決まっていて、できれば残業なく帰れる職場」
…など。
自分の条件をはっきりすることで、面接時に採用担当者とスムーズに話ができるはずです。